先日、フロッピーディスクドライブの生産をメーカーが打ち切るというニュースを目にしました。
確かに、最近ではUSBメモリやCD-R、あるいはDVD-Rなどの大容量メディアを使うことが多いですし、
ディスク型のメディアで言えばMOなどの光磁気ディスクもあります。
取り扱う情報も近年では大型化する傾向にあり、1.4MBのフロッピーディスクでは対応できない場合も少なからずあると思います。
そもそも、ここ数年のPCにはドライブそのものが無い、などということもあります。
ですが、実はフロッピーディスクは、適切な管理と運用を行うことにより約100年もの間、情報を維持することができると言われています。
湿気、ホコリ、磁気を帯びた物の接近などに注意すれば情報の保存方法としては優秀と言えます。
ディスク読み書き時の磨耗こそあるものの、それに対する耐久性も高いという面もあります。
JISによりますと1トラックにつき300万回使用できる耐久性を持たせているそうです。
取り扱えるサイズこそ小さいものの、このような利点も多いフロッピーディスク。
ちょっとした文書ファイルや表計算ファイルのやり取り及び保管にはまだ使えるのではないでしょうか。
古くからのPCユーザの方には馴染み深いと思われますが、私も少し懐かしさを感じるニュースでした。